中野BC・梅シロップが2年連続過去最高の出荷量に
2025年8月28日 18時11分
経済
社会
海南市の酒造メーカー・中野BCは、ことし(2025年)7月の自社製梅シロップの出荷量が、2年連続で過去最高を記録したと発表しました。
連日の猛暑による熱中症対策として需要が伸びたためなどとみられています。

中野BCでは、2006年に梅シロップ「梅の初恋」を発売し、梅酒とともに、健康や暑さ対策に向け飲料としてPRしています。
おととし(2023年)3月には、消費者からの要望に応え、梅1キロあたり20グラムほどしか採れない「梅エキス」を配合し、疲労回復に効果のあるクエン酸を豊富に含ませることで、夏バテや熱中症対策の飲料としてもさらに支持を広げています。
中野BCによりますと、ことし7月の梅シロップ「梅の初恋」の出荷量は、過去最高だった去年(2024年)7月の1・2となり、2年連続で過去最高を更新しています。
また、今シーズンは、例年より早く、6月頃から需要が高まったこともあり、ことしの累計販売数量も過去最高となりました。
中野BCでは「例年に比べ梅雨明けが早く、猛暑による熱中症対策で需要が伸びた。物価高の中でも手頃な飲み物として支持が広がっているのではないか」と分析しています。