自転車の酒気帯び運転で初の懲戒処分・和歌山県東牟婁振興局
2025年8月29日 17時29分
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ことし(2025年)6月、新宮市内で開かれた仕事関係の懇親会で飲酒したあと、自宅に自転車に乗って帰っていたところをパトロール中の警察官に呼び止められ、酒気帯び運転で検挙された、和歌山県東牟婁(ひがしむろ)振興局に勤務する39歳の男性職員が、きょう(8月29日)付けで停職1か月の懲戒処分を受けました。県が、自転車の酒気帯び運転で職員を懲戒処分にするのは初めてです。
県・考査課の調べによりますと、この職員は、6月24日の夜、新宮市内の飲食店で開かれた仕事関係の懇親会に自転車で参加しました。
ビール中ジョッキ4杯を飲んだあと、2次会に参加するため、自転車を押して15分ほど歩いて次の店に行き、そこでは焼酎の水割りを2杯飲み、帰宅するため、自転車をおよそ200メートル押して歩きましたが、途中から自転車に乗っておよそ400メートルほど運転したところを、巡回中の新宮警察署の警察官に酒気帯び運転で検挙されました。
県の調べに対して、この職員は「自転車も酒気帯び運転の罰則対象と知っていたが、早く自宅に帰りたくて乗ってしまった」と弁明しているということです。
職員は略式命令を受け、今月(8月)4日、新宮簡易裁判所に罰金10万円を納付したということです。
県では「道路交通法の改正で自転車も罰則の対象になったことを職員に周知していたが、大変遺憾だ」として、再発防止と綱紀粛正に努める考えを 改めて示しました。