80代の高齢者6000万円近くの特殊詐欺被害/和歌山県警
2025年8月30日 15時51分
事件・事故 社会

和歌山県内で高額の特殊詐欺被害が相次いでいますが、西牟婁郡内の80代の男性が厚生労働省や金沢西警察署の警察官を名乗る男らの作り話にだまされ、先月から今月までの一か月間に6000万円近くをだまし取られる特殊詐欺被害に遭ったことがわかりました。被害者は「金沢市内の医療機関であなたの保険証が利用されている」とか、警察から「あなたのキャッシュカードが犯罪グループに利用されている」といった作り話に次々だまされ、暗号資産取引所への登録を勧められ言われるまま振り込みをしてしまったということです。厚労省の職員が電話で薬の処方内容を確認したり、警察官が資産調査の名目で金を要求したりしないことを知らない市民を狙った犯行で、県警では市民に警戒を呼びかけています。こうした電話がかかったときには、まず特殊詐欺だと疑って電話やネットを切り、警察の確認電話0120-508-878に相談し、相手の金銭の話には取り合わないことが重要だと重ねて警戒を呼びかけています。