紀伊半島大水害から14年を前に記念碑などを清掃
2025年8月31日 15時43分
災害・防災

紀伊半島大水害から14年となるのを前に、きのう(30日)、那智勝浦町で記念碑や供養塔などの清掃作業が行われました。

清掃作業をする岩渕さん

清掃作業を行ったのは、去年(2024年)解散した遺族会の会長だった岩渕三千生(いわぶち・みちお)さんら、地元の有志17人で、午前8時頃からおよそ1時間、那智勝浦町井関(いせき)にある紀伊半島大水害記念公園で、記念碑や供養塔の汚れを落としたり、周辺の草刈りなどをしました。

岩渕さんは「遺族会は解散したが、今年もみんなが集まってくれた。那智谷(なちだに)の大水害を忘れず、後世に伝えていかなければならない。今でもあの時を思い出すが、悲しんでばかりではいけない。前向きに頑張りたい」と話しました。

記念碑前では、災害が発生した時刻にあわせ、9月4日の午前1時に、ろうそくが灯され、その日の午後には献花も行われます。