「防災の日」和歌山市で大規模地震を想定した災害警備訓練実施
2025年9月1日 17時36分
災害・防災
社会
「防災の日」のきょう(1日)、和歌山市で大規模地震を想定した災害警備訓練が行われました。

きょうの訓練は、和歌山県南方沖を震源としたマグニチュード8.0の大地震が発生し、土砂くずれなどの被害が発生したという想定で、警察や消防などあわせておよそ60人が参加して行われました。
訓練では、ドローンを使って被災地に倒壊した家屋や被災車両があることを確認したあと、警察犬による要救助者の捜索が行われ、機動隊員らが倒壊した家屋や被災車両のなかにいる要救助者をチェーンソーなどを使って救出し、ヘリコプターで医療機関に搬送していきました。



和歌山西警察署の玉置佑次警備課長は、「全体的に訓練の流れは良かったと思う。訓練を通じて警察の対処能力の向上はもちろん、関係機関との連携も強めていければ」と話していました。
そのうえで、「警察としては全力で減災に取り組んでいくが、それだけでは減災は叶わない。防災の日を機に住民のかた、ひとりひとりに意識していただき、非常持ち出し袋や避難経路の確認など減災につながることをやっていただけたら」と話していました。