和歌山県・12億9200万円の増額補正予算案
2025年9月2日 18時17分
政治

和歌山県は、道路整備や住宅耐震化の促進、企業版ふるさと納税の受け入れ拡大の事業費など、一般会計でおよそ12億9200万円を増額する9月補正予算案を、きょう(9月2日)明らかにしました。

9月補正予算案の財源は、国庫支出金や地方交付税をあわせておよそ5億9000万円、県債がおよそ5億8100万円などとなっています。

主な事業は、幹線道路網の整備や住宅耐震化の促進、堤防の機能強化などを行う国庫補助事業費におよそ11億1073万円を計上しています。

また、海南市や田辺市などの5か所で発生した、ことし(2025年)6月の大雨による崖崩れの緊急対策工事費が3640万円となっています。

一方、県の企業版ふるさと納税制度で寄せられた寄附金1億2千万円を地域振興基金に積み立てるほか、制度の仲介事業者への手数料として2442万円を計上しています。

このほか、債務負担行為では、工期の延長が必要になった、すさみ串本道路のすさみ南インターチェンジの道路改良工事に関する予算上限額として6千万円、来年度(2026年度)に県立近代美術館で開かれる「下村観山(しもむら・かんざん)()展」に関する予算上限額として4483万円をそれぞれ設定しています。

県では、これらの議案を、9月9日に開会する9月定例県議会に提案する予定です。