写真パネル展「熊野古道 万博へ行ってきた」開幕
2025年9月3日 15時05分
歴史・文化
イベント
世界遺産登録20周年を迎えた熊野古道を大阪・関西万博の会場でPRしたもようや、現在と過去の熊野古道の風景を比較したもようをパネル展示で紹介する催しが、きょう(9月3日)から、和歌山市西高松の和歌山県立図書館・エントランスホールで開かれています。
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これは、地元の市民グループが主催して開いたもので、会場には、大阪・関西万博の「和歌山ゾーン」で繰り広げられた、熊野古道の魅力や意義をPRするイベントを撮影した写真パネルが展示されているほか、地元の写真家・大上敬史(おおうえ・たかし)さんが手掛けた「紀伊国名所図会(きいのくに・めいしょずえ)」に描かれた熊野古道・紀伊路の「蕪坂峠(かぶらざかとうげ)」や「宮原の渡し」などの様子と、大上さんが撮影した現在の風景写真とを比較して見られるパネルも展示されています。

このほか、紀伊国名所図会のコピーに塗り絵が出来る紙も配布されています。

大上さんは「熊野古道の撮影を続けていると、“信不信を問わず・淨不浄を問わず”といわれる熊野古道の精神を実感できることが魅力です。万博でのPRをきっかけに、外国も含めた多くの古道歩き客が和歌山に訪れていますが、現在と過去の古道の姿を見比べることで、より訪れたくなる展示になっています」と語り、多くの来場を呼びかけています。

パネル展「熊野古道 万博へ行ってきた」は、今月(9月)30日まで、和歌山市西高松の和歌山県立図書館1階・エントランスホールで開かれています。入場は無料です。