和歌山市、10地点で地下水の概況調査を実施
2025年9月3日 15時04分
政治
福祉・医療
人や動物への健康への影響が懸念されている有機フッ素化合物について和歌山市はこのほど10地点で地下水の概況調査を行い、その結果を公表しました。
調査は5月と7月に5か所ずつ分けて行いました。
それによりますと、東坂の上丁(ひがしさかのうえちょう)の調査地点では、地下水1リットルあたり50ナノグラムと、基準となる指針値いっぱいの値を検出しました。
また本脇では34ナノグラム、野崎の調査地点で17ナノグラムを計測した以外の調査地点では、基準値を大幅に下回る結果でした。
また昨年度行った調査で基準を超す値が検出された黒田の調査地点では今回も基準値を超す73ナノグラムを検出しました。
一方、園部の調査地点では、36ナノグラムでした。
和歌山市では調査結果を公表し、基準値を超す値が出た地点の周辺では飲み水としての井戸水の利用を控え、水道水を利用するよう注意喚起しています。
また井戸水の利用者に対し1年1回以上の水質検査を推奨しています。