海水浴場で溺れた女児を救助、和歌山市在住の男性に感謝状
2025年9月3日 16時23分
事件・事故
社会
海水浴場で溺れた女の子の人命救助に貢献したとして、きょう(3日)和歌山市に住む男性に和歌山市消防局から感謝状が贈られました。
感謝状が贈られたのは、和歌山市在住で大阪市消防局に勤める、小畑弘道さんです。

救急救命士の資格を持つ小畑さんはことし(2025年)7月6日、休暇で訪れていた和歌山市の浜の宮ビーチで、6歳の女の子が溺れ、その家族に救助されているところを発見し、救急隊が到着するまでのあいだ、背中を叩き気道の異物を除去するなど救命処置を行いました。
救助された女の子は意識がある状態で医療機関へ搬送され、その後回復して退院し、現在は社会復帰しているということです。
和歌山市消防局できょう(3日)行われた表彰式では、和歌山市消防局の西本和人消防局長から小畑さんに表彰状が贈られました。

西本消防局長は、「消防職員として培った確かな知識と技術をいかんなく発揮し、救助活動を行ってくださったことは傷病者の家族にとっても非常に心強かったと思う。勇気ある行動を同じ消防人としてリスペクトし、感謝申し上げます」と挨拶しました。
小畑さんは、「救助に行かなければと思いながら、救急隊と違い何も道具を持っていないことで躊躇する部分もあったが、一緒にいた娘に背中を押され、救助に向かった。お子さんの命が助かって何よりです」と話していました。