8月の近畿の倒産、約5%増の181件。和歌山は7件
2025年9月8日 16時36分
経済

8月に近畿2府4県で一千万円以上の負債を抱えて倒産した企業は181件で、
前の年の同じ月に比べて5.2パーセント増えたことが東京商工リサーチのまとめでわかりました。

原材料費や人件費の高騰を背景に製造業などの倒産が増えました。負債総額は28.6パーセント減の148億円でした。産業別では製造業が61.5パーセント増の21件、卸売業は11.5パーセント増の29件でした。担当者は、製造業を中心に「トランプ関税の影響が出る可能性はある」と説明し、物価高や人手不足が続き今後も倒産件数は高水準を維持すると指摘しました。

府県別では、大阪・関西万博の経済効果もあり、大阪は9.1パーセント減の80件。また、滋賀は63.6パーセント減の4件、兵庫は横ばいの40件でした。京都・奈良・和歌山はいずれも増加し、和歌山県は7件、負債総額は11億4千万円でした。