スペイン・ガリシア州の青少年交流団、新宮市長を表敬/和歌山
2025年9月9日 17時11分
社会
スペインのガリシア州の青少年交流訪問団がきのう(8日)、新宮市役所を訪れ、田岡実千年(たおか・みちとし)市長を表敬しました。新宮市を訪れたのは、18歳から30歳までの男女16人です。

田岡市長は、「私も去年、ガリシア州のハドロン市に行きました。とても素晴らしいところでした。多くの文化人を輩出しているところも新宮市と似ている。これからも仲良くしていきたい」と、その時の写真を見せながら話しました。
そして、市長から、新宮市について聞かれた訪問団のメンバーは、「人がみんな優しい。自然が美しい。静かで素敵なところだと思った」などの感想を口にしました。
団長のガルシア・フェルナンデスさんは「交流事業に参加できたこと、皆さんに会えたことを、参加者一同大変光栄に思っています」と語り、田岡市長に、伝統的工芸品のカフスボタンと革の手帳カバーを贈りました。

お返しに、田岡市長は、名産の菓子「鈴焼(すずやき)」や自然など市の特徴をあしらったトートバッグを贈りました。
訪問団は、きょう(9日)、熊野古道を歩き、大阪・関西万博などを見学、その後、高野山に向かい、12日に帰国の予定です。
和歌山県とガリシア州は、1998年10月、ともに世界遺産の熊野古道とサンティアゴ巡礼道の姉妹道提携を締結、新宮市は、去年11月、交流をさらに発展させたいとして、ガリシア州にあるパドロン市と交流協定を結びました。