和歌山市9月定例会開会
2025年9月9日 17時36分
政治
和歌山市は、市と連携を結ぶ大学などの教育機関を支援する基金の創設や破損した送水管を改修する事業などを進めるため、きょう(9日)開会した市議会9月定例会に、関連議案を提案しました。
和歌山市の尾花正啓(おばな・まさひろ)市長は、大阪・関西万博でPRを行ったことや、万博効果でインバウンドの宿泊者が増えていることなどを説明し、和歌山城を築いた豊臣秀長(とよとみ・ひでなが)をテーマにした歴史ドラマが、来年(2026年)全国放映されることから、和歌山市の歴史文化の魅力発信に努めたいと述べるなど、関連議案の提案理由を説明しました。
提案された主な事業は、連携を結んでいる大学などを支援するため、市民や企業から寄せられた寄付金を積み立て、教育に役立てる基金を創設することや、西浜(にしはま)地区で破損が確認された送水管の整備、また、利用者が多い産後ケア事業の増額補正、来年2月に和歌山城ホールで開催する将棋の第75期王将戦・和歌山対局の関連予算なども提案しました。
そして、和歌山市議会は、9月定例会の会期を今月(9月)26日までの18日間とすることを決めました。
また議会の冒頭で、尾花市長が、先月(8月)31日に亡くなった元市議会議長で、監査委員会・委員の柳野純夫(やなぎの・すみお)氏について「柳野氏が、本市発展のため、尽力してくれた功績は大きい」と、哀悼の言葉を述べました。