近大名誉教授の村田修さん死去
2025年9月13日 18時37分
教育
社会
海水魚の養殖研究で活躍した近畿大学名誉教授の村田修(むらた・おさむ)さんが今月9日、肺炎のため田辺市の病院で亡くなりました。85歳でした。葬儀・告別式は家族葬で行いました。
村田さんは福井県小浜市出身、近畿大学農学部水産学科を卒業後、近畿大学の水産研究所教授や水産養殖種苗センターのセンター長、水産研究所の所長などを歴任しました。近畿大学によりますと村田さんは水面を網で区切って行う養殖方法、小割式網イケス養殖技術の開発やブリからの採卵など、海水魚養殖研究の黎明期に中心的な役割を果たしました。そして世界初のヒラメ種苗生産や、クロマグロやクエなどの新養殖魚種の開発などに精力的に取り組み、成果をあげました。