「くどやま芸術祭」開幕、10月26日まで/九度山・和歌山
2025年9月14日 17時30分
社会 イベント

世界遺産の慈尊院(じそんいん)や戦国武将・真田幸村(さなだ・ゆきむら)ゆかりの地、九度山町できょう(14日)、「くどやま芸術祭2025」が始まりました。「町が丸ごと美術館に」をテーマに、2016年から行われている取組で、4回目となった今回は、「まちなかエリア」や「世界遺産エリア」で、来月(10月)26日まで、さまざまな展示やイベントが行われます。

初日のこの日は、町内の道の駅「柿の郷くどやま」で、オープニングセレモニ―が行われ、橋本市出身の世界的尺八奏者、辻本好美(つじもと・よしみ)さんによる野外ライブや、紀州九度山真田鉄砲隊の勇壮な演武などでにぎわいました。

イベントは、世界遺産の高野参詣道(こうやさんけいみち)・町石道(ちょういしみち)につながる慈尊院周辺での作品展示やライトアップ、僧侶による揮毫(きごう)アートや、まちなかでのライブなど多彩に繰り広げられます。

九度山町にゆかりのある画家、故・平山郁夫(ひらやま・いくお)氏によるスケッチ画の展覧会もあわせて開催されます。

和歌山市から訪れた50代の会社員の女性は「慈尊院のオブジェ作品は、個性に富んでいて、刺激があった」と楽しそうに話していました。