トルコ軍艦沈没で追悼式、大使も参加/串本・和歌山
2025年9月16日 17時32分
政治
歴史・文化
串本町沖で、オスマン帝国、現在のトルコの軍艦「エルトゥールル号」が沈没してから135年となったきょう(16日)、大島にある慰霊碑前で追悼式典が開かれ、およそ150人が参列しました。式典では、駐日トルコ大使や地元の町長らが献花し、犠牲者に祈りをささげました。
エルトゥールル号は、1890年9月16日、台風のため、串本町の大島沖で沈没し、乗組員500人以上が死亡しましたが、このとき、地元住民が69人を救助し、そのことが日本とトルコの友好のきっかけになりました。
式典で、串本町の田嶋勝正(たしま・かつまさ)町長は「エルトゥールル号の教訓は、人は国境や言葉を超えて互いを思いやり、助け合うことができるという、時代を超えて変わらない真実を教えてくれた」と話し、トルコのオウズハン・エルトゥールル駐日大使は「串本町に象徴される友情と連帯の心が、今後の2国間の道しるべになる」と語りました。