【県議会】“脱炭素先進県”で大型投資の誘致を
2025年9月18日 16時10分
政治 経済

和歌山県の宮﨑泉()知事は、岸本周平()前知事時代と同じように、宇宙産業やカーボンニュートラル燃料といった“脱炭素”の新しい産業を育成することで大型投資案件を呼び込む方針を改めて示しました。

これは、きょう(9月18日)開かれた9月定例県議会で、改新クラブの片桐章浩()議員の一般質問に対し、宮﨑知事が答弁して明らかにしたものです。

片桐議員は、大型投資の呼び込みに成功して経済効果が出ている熊本県や長崎県などの例をあげたうえで「現在策定中の和歌山県の新総合計画に大型投資の呼び込みが盛り込まれているが、半導体事業などの大型案件は白紙の状態だ」と指摘し、和歌山県に期待できる大型投資の可能性について尋ねました。

宮﨑知事は「策定中の新総合計画にも和歌山の地域特性に根ざした地理的条件を踏まえ、宇宙関連産業や、カーボンニュートラル燃料、洋上風力発電、蓄電池といった成長産業の中核となる企業誘致を明記している」と答え、岸本前知事時代の政策を継承し、“脱炭素先進県”の実現による大型投資案件の誘致を進める方針を強調しました。

このほか、きょうの一般質問では、自民党県議団の三栖拓也()議員が和歌山県の水産などについて、自民党県議団の上山寿示()議員が世界農業遺産「有田()・下津()地域の石積み階段園みかんシステム」などについて、自民党県議団の北山慎一)議員が逆走防止対策などについて、それぞれ、県当局の考えをただしました。

和歌山放送では、きょうの県議会・一般質問のもようを午後9時半から録音ダイジェストでお伝えします。