国道168号・相賀トンネルが開通/新宮・和歌山
        
        
            2025年9月19日 18時30分
        
        
                                災害・防災
                                交通
                    
        新宮市の国道168号・相賀(おうが)トンネルが完成し、きょう(19日)午後2時に開通しました。

開通したのは、奈良県五條市(ごじょうし)と新宮市を南北に結ぶ、高規格道路「五條新宮道路」の一部として整備が進められていた新宮市相賀(おうが)の国道168号の相賀トンネル979メートル含む、およそ1・4キロの区間で、2車線の道路となっています。この区間は、これまでは、カーブが連続し、センターをはみ出して走る車両もありましたが、トンネルの開通で格段に通行しやすくなりました。
きょうは、午後2時に、トンネル出入口のバリケードが撤去され、通行が始まりました。職場への通勤に使っているという新宮市内の60代の女性は「これまで、途中に大きなカーブがあって怖かったですが、これで安心です」と話していました。
国道168号の整備は、落石や法面(のりめん)の崩壊、冠水(かんすい)などによる通行止めを回避し、安心安全な走行を実現するとともに、災害復旧や救急搬送機能の強化、また、熊野三山(くまのさんざん)などの世界遺産を含む観光拠点を結ぶ周遊ルートとしても重要となっています。県では、引き続き、残る区間の整備を進めていくとしています。