漁協系信組の串本営業店長、1億円横領疑い、金庫に手紙/和歌山
2025年9月19日 18時29分
事件・事故

串本町にある漁業協同組合系の金融機関の営業店から、1億円あまりを着服したとして、店長を務める44歳の男が、きょう(19日)、警察に逮捕されました。

業務上横領の疑いで逮捕されたのは、兵庫県明石市に本店がある金融機関、なぎさ信用漁業協同組合連合会の串本営業店の店長で、串本町有田(ありだ)に住む新田博志(にった・ひろし)容疑者44歳です。

新宮警察署によりますと、新田容疑者は、今月(9月)12日午後から16日朝にかけて、串本営業店の金庫に保管されていた運営資金1億 600万円を横領した疑いが持たれています。

16日の朝に、店の金庫から、現金が持ち去られていることに従業員が気付き、金庫には「こんなかたちで、皆さまを裏切ることになり、本当にごめんなさい」と書かれた新田容疑者の手紙が残されていたということです。

新田容疑者は、その後、行方が分からなくなっていましたが、きょう未明、東京の警視庁・新宿警察署に出頭しました。調べに対し「個人的な借金を返済するためだった」と話しているということです。

新田容疑者は、この日、夕方までに、新宮警察署に移送されました。