大阪・夢洲で開催されている大阪・関西万博の会場内にあるイベントスペースEXPOメッセ「WASSE」で、きょう(20日)、近畿大学創立100周年記念スペシャルイベント「海と大地を耕す」が開かれました。

これは、大阪・東大阪市に本部がある近畿大学が「いのちを輝かすテクノロジー~その一歩を近大が動かす 受継がれる未来へ輝き続けるために~」をテーマに開催したものです。
会場内では、それぞれの学部の研究力や産学連携を紹介するブース展示に加え、近大マグロの解体ショー、近畿大学が開発したサラブレッド魚や希少な魚の展示、吹奏楽部や応援部によるステージも開催され、多くの人が楽しんでいました。

さらに、東京海洋大学名誉博士で客員教授のさかなクンを特別ゲストに迎え、「ギョギョッ!と大解剖!さかなクンと探る近畿大学『すごいお魚』研究所」をテーマに、近畿大学水産研究所の家戸敬太郎所長とのスペシャル対談が行われました。

ブースで研究紹介を行っていた生物理工学部 食品安全工学科の東慶直教授は、「3年前からカカオを和歌山で栽培してチョコレートまで一貫生産しようというプロジェクトを行っています。その研究内容に加え、ブースでは、トマトや桃の研究についても紹介しています。今、御坊市周辺で、一緒にカカオを育てていこうという農家さんが出てきてくれています。10年の計画で、和歌山の特産品の1つがカカオとチョコレートと呼ばれる日を目指します」と展望を述べていました。

兵庫県から来場した親子連れは、「スタンプラリーとサカナくんのトークショーに参加しました。クエタマがすごく可愛いです。食べてみたいです」と話していました。

近畿大学では、万博内に「近大卒の魚と紀州の恵み 近畿大学水産研究所大阪・関西万博 ウォータープラザ店」を出店していて、創立100周年を記念した特別メニュー「ワンスプーンで食す 近大キャビアの親子寿司」をきょうから期間限定で提供しています。提供されるのは、近大産チョウザメと近大キャビアを組み合わせた親子寿司で、1日15食限定、期間は、今月(9月)29日までの10日間です。

