阪和道逆走事故の58歳男を逮捕、危険運転致傷疑い/大阪・和歌山
2025年9月23日 18時00分
事件・事故

先月(8月)10日早朝、和歌山市の阪和自動車道で、逆走による衝突事故を起こし、子どもを含む5人に重軽傷を負わせたとして、車を運転していた大阪の58歳の男が、和歌山県警の高速道路交通警察隊に逮捕されました。自動車運転処罰法違反の危険運転致傷の疑いで逮捕されたのは、大阪府和泉市(いずみし)に住む58歳のアルバイト従業員の男です。

調べによりますと、容疑者の男は、先月10日午前6時40分頃、軽乗用車を運転し、和歌山市の阪和自動車道下り線を逆走し、走ってきたワンボックスカーに正面衝突しました。この事故で、男の車に同乗していた86歳の母親が、首の骨を折るなどの重傷を負ったほか、ワンボックスカーに乗っていた静岡市の30代の夫婦と、7歳と5歳の子どもが軽いケガをしました。

調べに対し、容疑者の男は、「事故の記憶は一切ない」と容疑を否認しています。

警察によりますと、男の軽乗用車は、当初、正しい方向に走行していましたが、和歌山ジャンクションで方向転換し、事故現場までのおよそ2キロを逆走したもので、釣りをするため、大阪の千早赤阪村(ちはやあかさかむら)に向かっていたということです。