和歌山県内で万引き検挙数412件・詐欺を上回る
2025年9月23日 18時12分
事件・事故 社会

和歌山県警察本部によりますと、県内で、ことし(2025年)1月から先月(8月)末までの間に認知された刑法犯の件数は2527件で、去年(2024年)の8月末時点と比べて151件少なくなっています。

このうち、特殊詐欺は110件で被害総額は7億4400万円、SNS型投資詐欺やロマンス詐欺は77件で被害総額は7億円にのぼっています。

また、殺人や強盗、放火などの凶悪犯罪は42件で、去年の同じ時期より8件少なくなっています。

一方、事案ごとの件数をみると、万引きが412件と最も多く、次いで詐欺が319件、自転車盗が304件で、これら3つだけで全体の件数の4割を占めています。

依然として、県内で特殊詐欺やSNS型投資詐欺、ロマンス詐欺が多発している一方で、小売店やコンビニエンスストアなどでの万引きも多く発生していて、県警では、事業者や県などの関係団体と万引き防止対策協議会を設置し、情報交換や研修会を定期的に開いていて、顔認証システムを活用した万引き防止対策や、犯罪を犯した人の更生を支援する活動を学ぶなど、万引き防止に向けた連携強化に努めています。