「みなべ・田辺の梅システム」世界農業遺産認定10周年記念イベント/和歌山
2025年9月25日 17時30分
社会
イベント
「みなべ・田辺の梅システム」が世界農業遺産に認定されてから10年となるのを記念して、来月(10月)、田辺市で、記念式典やシンポジウムが開かれます。
記念イベントは、10月17日、午前10時から午後3時まで、田辺市文里(もり)のガーデンホテルハナヨアリーナで開催され、記念式典のほか、東京大学の農学博士による基調講演や、地域の取り組みの発表、パネルディスカッション、農業遺産関係の展示などが行われます。記念イベントへの入場は無料ですが、ホームページからの申し込みが必要です。
「みなべ・田辺の梅システム」は、みなべ・田辺地域で、およそ400年前から受け継がれてきた持続可能な、梅栽培を中心とする農業システムで、薪炭林(しんたんりん)を残しつつ、山の斜面に梅林を配置することで、梅の花の受粉にニホンミツバチを利用したり、里山・里地の自然環境の保全により、豊かな農業生物多様性を維持していることなどが、国連食糧農業機関に高く評価され、2015年12月、世界農業遺産に認定されました。
