日赤の女性看護師がスイス・ジュネーブ本部に派遣/和歌山
2025年9月25日 17時47分
福祉・医療
和歌山市の日赤和歌山医療センターに勤務する看護係長の女性が、来月(10月)から1年間、災害や紛争などで緊急の保健活動が必要な国や地域での救援活動の調整を行うため、国際「赤十字・赤新月社(せきじゅうじ・せきしんげつしゃ)」連盟の本部があるスイスのジュネーブに派遣されることになり、きょう(9月25日)センターで出発式が開かれました。
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ジュネーブの本部に派遣されるのは、日赤和歌山医療センター看護部の小笠原佑子(おがさわら・ゆうこ)看護係長です。
小笠原看護係長は、紛争や災害、新型コロナのような流行病の蔓延などで緊急的な保健活動が必要になった国や地域で、赤十字の基準に沿った安全で平等な支援活動が現地で展開できるように、調整や交渉などを行う「緊急保険要員」として派遣され、日赤和歌山医療センターとしては初めて、日本赤十字社全体でも2人目の派遣となります。
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出発式では、日赤和歌山医療センターの山下幸孝(やました・ゆきたか)院長、中大輔(なか・だいすけ)副院長、古宮伸洋(こみや・のぶひろ)国際医療救援部長らが、小笠原看護係長を激励しました。

小笠原看護係長は「世界に191社ある赤十字組織をカバーしながら、感染症や気候変動、移民の問題などに対応し、かつ、現地のスタッフとの調整や連絡を密に行い、どの地域にも等しく質の高い医療支援を行えるよう努めたいです」と気を引き締めていました。
小笠原看護係長は、来月(10月)1日に出国し、来年(2026年)9月末までの予定で ジュネーブに派遣されます。