関電、石油火力一部廃止 御坊発電所、10月末から
2025年9月26日 18時02分
経済
関西電力はきょう(26日)、御坊(ごぼう)市にある石油火力の御坊発電所の1号機と2号機を廃止すると発表しました。
設備の不具合で2019年4月から休止していた2号機は来月末に、1号機は来年6月末に廃止する予定で稼働の低い電源を廃止することで経費の削減につなげる考えです。
1号機と2号機の最大出力は合計で120万キロワットでいずれも1984年から運転していて老朽化も進んでいました。
関西電力の2024年度の電源構成は原子力が%を占めていて、石油火力の御坊(ごぼう)発電所3号機についても廃止も含めて今後検討する見通しです。
火力発電は、原子力発電所の再稼働や再生可能エネルギーの導入の拡大で減少傾向にありますが、再生可能エネルギーの出力変動を補う調整力として重要な役割を持ちます。
関西電力は石油より発電効率が良く、二酸化炭素の排出量の少ないLNG=液化天然ガスを燃料とする火力発電の供給力は確保していく考えです。