虐待で逮捕の両親、ばれるのを恐れ病院に連れていかず/和歌山県警
2025年9月27日 13時14分
事件・事故 福祉・医療 社会

和歌山市で2才の長女を虐待して死亡させたとして両親が逮捕された事件でこの両親が「虐待を疑われることを恐れて病院に連れて行かなかった」と供述していることが警察の調べで分かりました。亡くなった女の子が今年7月病院に搬送されたとき母親が長女の顎の打撲痕について「1,2週間前にジャングルジムから転落した」と説明していたことも判明していて県警は暴行を隠そうとしたとみて調べています。一方、この両親は和歌山市が義務付けている乳幼児の健康診断を一定の時期から受けていなかったことが和歌山市の話で分かりました。市によりますと、女の子は1才半の検診を受けていませんでした。市は、女の子が10カ月健診を受けていなかったため、去年(2024年)3月、職員が自宅を訪問し体重を図り適切な範囲だと確認していました。その後12月に再度職員が自宅を訪問し健診を受けるよう母親に要請しましたが、その際に女の子に見た目での異常は確認できなかったということです。市は「できる範囲での対応をした」としています。