京大・紀伊大島実験所、11月3日に特別公開/和歌山
2025年9月28日 15時45分
教育
社会
串本町の大島にある京都大学・紀伊大島実験所が、11月3日に一般公開されることになり、参加者を募集しています。これは、全国各地にある京大の教育研究施設が、それぞれにイベントなどを行う「京大ウィークス2025」の一環で開催されるものです。
実験所は串本町須江(すえ)の大島にあり、40年ほど前までは、柑橘類の栽培実験などが行われていましたが、近年は主だった利用はされていませんでした。
当日は、施設の一般公開のほか、「本州最南端の環境を学ぼう」と題して、京都大学フィールド科学教育研修センター准教授で、紀伊大島実験所の伊勢武史(いせ・たけし)所長による、この場所の生態系や環境についてのミニ講義や亜熱帯性や海洋性植物の観察など、実験所ツアーが行われます。伊勢所長は、「長い間使われてこなかったので、手つかずの自然が残されている良い実験場です」と話しています。
実験場の一般公開の定員は20人で、参加は無料ですが、申し込みが必要です。京大ウィークスのウェブサイトから申し込むことができ、締切は来月(10月)3日で、抽選で決定されます。
