地価の下落率が4年連続で縮小
2025年9月29日 18時24分
社会

土地取引の算定基準となる和歌山県内のことし(2025年)の基準地価がこのほど公表され、住宅地は35年連続、商業地は34年連続で下落しましたが、下落率はいずれも縮小しました。

また工業地はプラス0・4%で、1991年以来33年ぶりの上昇となった、去年(2024年)に引き続いての上昇です。

これは、和歌山県が、ことし7月1日現在で県内213か所の地価を調べたものです。

それによりますと、平均変動率は、住宅地は去年と同じくマイナス0・6%で横ばいとなりました。

和歌山市内の平均変動率はプラス0・1%で、上昇率は去年より0・1ポイントの縮小です。

価格が上昇しているのは、和歌山市や橋本市、田辺市、紀の川市、岩出市、有田川町、上富田町などで、利便性の高い場所や高台など27地点です。

商業地はマイナス0・1%で、減少幅は去年より0・1ポイント縮小しています。

価格が上昇しているのは、和歌山市の和歌山駅と和歌山市駅の周辺、市内中心部、それに岩出市の主要道路沿いなど20カ所で、価格上昇地点があるのは4年連続です。

住宅地の最高値()は13年連続で和歌山市吹上()4丁目6番10で、価格は去年より千円上昇し、1平方メートルあたり19万8千円です。

商業地の最高値は27年連続でミナカタビルの建つ和歌山市友田町()5丁目50番で、価格は去年より4千円上昇し、1平方メートルあたり45万6千円です。