田辺市の南方熊楠(みなかた・くまぐす)顕彰館では、来月（１０月）４日から、柳田国男(やなぎた・くにお)の生誕１５０年を記念した企画展が開催されます。これは、企画展「日本民俗学の黎明：ラフカディオ・ハーン、柳田国男、南方熊楠―柳田国男生誕１５０年―」です。

顕彰館によりますと、柳田と熊楠は１９１１年から書簡で交流を始め、日本の民俗学をめぐって密度の高い議論を交わし、また、ハーンは、柳田に先立ち、日本人の死生観や生活習俗(しゅうぞく)に深い関心を寄せた人物とし、企画展では、この三者の視点と交流を手がかりに、日本民俗学の原点と形成過程に迫るとしています。

企画展は、１０月４日から１１月２３日まで開催され、会期中の１１月２日には午後２時から４時まで、展示担当者による解説が行われます。企画展の観覧、ギャラリートークの聴講は、ともに無料です。