「ミライの給食2025in大阪・関西万博」開催
2025年10月1日 17時36分
イベント

大阪・夢洲で開催されている大阪・関西万博の会場内にある関西パビリオンの和歌山ゾーンで、きょう(1日)、「ミライの給食2025in大阪・関西万博」が
行われました。

「ミライの給食」とは、和歌山の生産者と和歌山市出身で、東京・日本橋にあるフレンチレストラン「La(ラ) paix(ペ)」の松本(まつもと)一平(いっぺい)シェフがタッグを組み、食べるだけではなく、「知る」「感じる」「つながる」ことを目的に和歌山の魅力と生産者の想いを届けようと行われています。

ミライの給食

1回目となる昨年は、松本シェフの母校である和歌山市立三田小学校で子どもたちを対象に行われましたが、2回目となる今回は、万博会場で、大人にも「ミライの給食」を体験してもらおうと、紀州鴨や足赤海老、大瀬戸(おおせと)伊佐木(いさき)など、和歌山の食材が詰め込まれた特別なお弁当が提供されました。

午後2時から3回にわたって行われたイベントでは、和歌山市のしらす加工会社・山利や紀の川市のチーズ専門店コパン ドゥ フロマージュなど、県内10社から提供された食材を使い、「小川農園バターナッツかぼちゃスープ」や「緒方(おがた)の鮎クレープ」、「秋(あき)恋(こい)桃(もも)のマリネ」など、10種類の料理と2種類のドリンクで構成された「ミライの給食2025」が提供され、松本シェフや生産者によるトークセッションも行われました。

「La(ラ) paix(ペ)」の松本一平シェフは、「日頃から和歌山の食材を扱っていますが、東京だけではなく、和歌山でも何かやりたいと思った時にこのミライの給食というテーマができたので、毎年続けていきたいと思っています。料理の美味しさはもちろんですが、皆さんに笑顔で帰ってもらいたいです」と話していました。

「La(ラ) paix(ペ)」の松本一平シェフ

また、串本町大島にある大瀬戸水産の大瀬戸(おおせと)創(そう)さんは、「植物由来のものを多く含んだエサを与えることで、脂の上品さを出しています。このようなエサを使うことで、天然魚を守ることができ、未来に魚を残すことができます。魚離れが進んでいますが、まずは魚を好きになってもらって、子どもたちが夢を聞かれた時に漁師や養殖業者などと答えてくれるような職業にしていきたい」と話していました。