海南高校大成校舎の講師、懲戒免職処分
2025年10月1日 17時33分
教育

紀美野町の県立海南高校大成(たいせい)校舎の28歳の男性講師が、クラブ活動への寄付金やクラブ費の一部を着服及び不適正に処分したとして、和歌山県教育員会はきのう(30日)付けでこの講師を懲戒免職処分にしました。

会見で陳謝する県教委・教職員課の幹部ら

県教育委員会によりますと、この男性講師は去年(2024年)5月からことし(2025年)6月にかけて顧問を務めていた女子硬式野球部への寄附金やクラブ費のうちおよそ半分の74万円について必要な会計報告を行わないなど不適正に処理し、少なくとも9万6000円をクラブ活動関係者との飲食代に利用するなど着服していました。

ことし7月後援会の関係者が寄付金リストを提出してほしいと男性講師に要望したものの提出されず、学校関係者が男性講師に確認したところ、支出に問題があることが発覚しました。

男性講師は、「会計報告する認識が薄かった。信頼を裏切るようなことになってしまい大変申し訳ない」と話しているということです。

男性講師はおよそ74万円について、現在全額返済の手続きをしているということです。