ドン・ファン親族上告、13億円寄付遺言有効判決で/田辺・和歌山
2025年10月2日 16時15分
事件・事故
「紀州のドン・ファン」と呼ばれ、7年前に死亡した田辺市の資産家の男性が、およそ13億円を田辺市に寄付するとした遺言書の有効性が争われた裁判で、親族側は、有効とした大阪高等裁判所の判決を不服として、きのう(1日)、最高裁判所に上告しました。
大阪高裁は先月(9月)、1審の和歌山地裁の判決に続いて、資産家の野崎幸助(のざき・こうすけ)さん、当時77歳の遺言書は、過去に野崎さんが書いたメモの筆跡などと照らし合わせて、本人が書いたとみられると判断しました。
7年前に急性覚醒剤中毒で死亡した野崎さんを巡っては、29歳の元妻が、殺人などの罪で起訴されましたが、和歌山地裁は去年(2024年)12月、無罪判決を言い渡し、検察側が控訴しています。