無免許運転で消防士停職/和歌山・新宮
2025年10月2日 17時30分
社会

新宮市消防本部はきょう(2日)、無免許で公用車を運転したとして、新宮市消防署の23歳の男性消防士を停職6か月の懲戒処分にしたと発表しました。処分は1日付です。消防車の運転はしていなかったということです。

新宮市消防本部によりますと、23歳の男性は運転免許証を取得していませんでしたが、消防本部による確認を受けないまま、去年(2024年)4月に採用されていました。そして、今年(2025年)1月から3月までの間に3回、公用の軽貨物車を無免許で運転し、消防署と市内の病院などとの間を行き来していました。採用後に免許証の提示を求められましたが、紛失したとうその説明をし、消防本部から警察への問い合わせで無免許が発覚したということです。

竹田和之(たけた・かずゆき)消防長は「採用時を含め、免許証を毎日確認するように改めた。市民の安心、安全を守る立場の消防職員が法を犯し、おわびする」と話しています。