和歌山市は、和歌山城動物園のクマの園舎を改築して、新しいクマを受け入れるため、今年（２０２５年）１２月２６日までの期間で、クラウドファンディングを実施しています。

市では、新しい園舎の設計を行なっていて、来年度（２０２６年度）中の完成を目指しています。新しい園舎は、寝室を改善し、据え付けタイプの水飲み場を設けるほか、暑さ対策として、深めのプールにし、日よけをを更新するなど、クマの住環境整備に力を入れたものになっています。

市では、１０００万円を目標に、広く寄付を募っていて、寄付に対する返礼品はありませんが、１万円以上の寄付者には、希望により、新しい園舎前に設置予定の銘板に、名前が刻まれます。

現在の園舎は、去年（２０２４年）７月に、ベニーが死んだあと使用されておらず、市では改築して、新しいクマを迎え入れたいとクラウドファンディングに期待を寄せています。

和歌山市の尾花正啓(おばな・まさひろ)市長は、老朽化した園舎を改築して、動物の福祉にも配慮し、クマの住環境整備することを説明、ベニーに代わる動物園の新しい人気者を迎えたい考えです。