JR「くろしお号」60周年・国鉄時代の車掌の制服が復刻
2025年10月6日 18時48分
交通 イベント

JR西日本・和歌山支社は、紀勢線の特急くろしお号の運行開始60周年を記念して、旧・国鉄時代をイメージした車掌の制服を復刻し、今月(10月)14日から来年(2026年)2月28日までの期間限定で着用することになりました。

特急くろしお60周年記念制服を着て敬礼するJR西日本の職員ら(10月6日・JR和歌山駅)

復刻される制服は、昭和40年代に旧・国鉄の特急列車の車掌が着ていた白のジャケットとパンツ、帽子をイメージしたものです。あわせて、同じく当時の車掌が腕に巻いていたえんじ色の「車掌長」の腕章も復刻されます。

きょう、JR和歌山駅の1番線ホームで報道関係者に復刻制服が公開されました。

くろしおの利用を呼びかける礒川副支社長(手前)

JR西日本・和歌山支社の礒川健太郎(いそかわ・けんたろう)()副支社長は「昔を知っている人には懐かしさを、知らない人にも新しさを感じてもらえたら。紀勢線の利用が伸び悩む白浜・新宮間を含めて、多くの人にくろしお号で和歌山を訪れてもらえるよう、私たちも様々な取り組みで盛り上げたい」と話しています。

特急くろしお号は、いまから60年前、旧・国鉄時代の1965年3月から運行を開始した、京阪神と紀州を結ぶ重要な交通手段です。

期間限定グッズの数々

JR西日本・和歌山支社では、60周年を記念して限定グッズの販売もあわせて行う予定で、以前走行していた381系くろしお号の車両とヘッドマークをデザインした、釣り用のルアーやクラフトビールのほか、植物の苗木が育てられる木製ポッド付きの戻り苗の販売が、10月13日から期間限定で行われることになっています。