和歌山市で警察官かたる特殊詐欺・キャッシュカード被害
2025年10月7日 15時24分
事件・事故
きのう(10月6日)、和歌山市の80代の女性が、警察官を名乗る男からの電話を信用し、銀行のキャッシュカードをだまし取られました。和歌山北警察署が特殊詐欺事件として捜査するとともに、県民に、だまされないよう注意を呼びかけています。
警察の調べによりますと、きのう、女性の自宅に警察本部の警察官を名乗る男が「あなたの口座から20万円が引き出されています」、「北署の刑事があと10分ぐらいで自宅にうかがいます」と電話をかけてきました。
その後、北署の警察官を名乗る男が自宅を訪れたため、女性は信用してしまい、男の指示で銀行のキャッシュカ―ドを封筒に入れて交換し、「割り印をするので印鑑を持ってきてください」との求めにも応じて印鑑を渡すと、男は封筒に割り印をして持ち去りました。
このあと、女性は娘にこのことを説明し、詐欺被害に遭ったことに気付き、娘が警察に通報しました。
和歌山県警では「警察官をかたる詐欺が多発している。警察官が“資金調査”などを理由に金を振り込ませたり、回収したりすることは絶対にない」として、そのような事があれば、すぐに応じず、県警が開設している、特殊詐欺防止専用の電話相談窓口「ちょっと確認電話」へ相談するよう注意を呼びかけています。
「ちょっと確認電話」の番号は、通話料無料のフリーダイヤル・0120(508)878番です。「これは、わなや」と覚えて活用してください。