和歌山市で息子かたる特殊詐欺・200万円詐取
2025年10月7日 15時37分
事件・事故

息子を名乗る男からの携帯電話を信用し、女性とのトラブルの慰謝料の肩代わりを求められた和歌山市の80代の母親が、現金200万円をだまし取られる特殊詐欺事件がありました。

和歌山北警察署の調べによりますと、おととい(10月5日)母親の携帯電話に息子を名乗る男から「携帯電話が壊れて番号が変わった」、「同じ職場の既婚女性を妊娠させてしまい、夫から慰謝料を請求されている」と相談があり、母親はそれを信じ込んでしまいました。

そして、現金200万円を持って、待ち合わせ場所の南海電鉄・紀ノ川駅に向かいましたが、息子は現れず、午後2時半ごろ、息子の代わりに来たという男に現金200万円を渡してしまいました。

その後、男の携帯と連絡が取れなくなり、本当の息子と連絡して確認したところ「僕がそんなことする訳がない」と否定されたため、詐欺に気づき、和歌山北警察署に届け出ました。

和歌山県警では、自分の子どもをかたる人物が、突然、電話やメールなどで現金を要求してきたときは、すぐに応じず、県警が開設している、特殊詐欺防止専用の電話相談窓口「ちょっと確認電話」へ相談するよう注意を呼びかけています。

「ちょっと確認電話」の番号は、通話料無料のフリーダイヤル・0120(508)878番「これは、わなや」と覚えて下さい。