大阪府と和歌山県など６つの県のドクターヘリが、整備士の不足により一時的に運航できなくなっている問題で、滋賀県の三日月大造(みかづき・たいぞう)知事が、中谷(なかたに)防衛大臣に対し、人材の派遣などの支援を要望しました。

大阪府と和歌山や兵庫など、関西を中心とした６つの県の病院を拠点とするドクターヘリあわせて８機は、運航を引き受ける大阪府堺市の学校法人ヒラタ学園で、操縦士と一緒に乗る整備士が不足しているため、一時的に運航できない状態が続いています。

関西広域連合の会長をつとめる滋賀県の三日月知事はきのう（８日）、県庁を訪れた中谷大臣に対し、自衛隊員や退官者の活用を想定して、人材の派遣などの支援を要望しました。

これを受けて中谷大臣は、「自衛隊としてどんなことができるか考えたい」と応じたということです。