和歌山市で息子を名乗る人物にだまされる特殊詐欺
2025年10月10日 15時44分
事件・事故

和歌山市に住む70代の女性が、息子を名乗る男からの電話を信じ込み、現金500万円をだまし取られる特殊詐欺事件が発生し、和歌山県警では、だまされないよう県民に注意を呼びかけています。

和歌山北警察署の調べによりますと、今月(10月)7日、女性宅の電話に息子を名乗る男から「携帯電話が壊れたから電話番号が変わった」と電話がありました。

翌日になって、再び男から電話があり、体調や精神に不安があるようにほのめかして電話を切ったため、女性が心配になってかけ直すと「仲良くなった女性を妊娠させてしまい、中絶費用と弁護士費用に500万円貸して欲しい」と言われたことを信じ込み、紙袋に現金500万円を入れて用意しました。

そして、女性は男から指定された場所に出向き、弁護士の助手と名乗る男に現金の入った紙袋を渡しました。その後、女性は本物の息子に電話したところ、詐欺被害に遭ったことに気づいたものです。

和歌山県警では「このような身内をかたる電話やメールなどで現金を要求されるようなことがあっても従わず、必ず確認して欲しい」と注意を呼びかけるとともに、県警が開設している特殊詐欺被害防止専用の“ちょっと確認電話”に相談するよう求めています。

電話番号は通話料無料のフリーダイヤル・0120(508)878番、“これは、わなや”と覚えて下さい。