近畿大学新宮高校で養殖魚の販売会/和歌山
2025年10月12日 16時21分
経済
教育
新宮市の近畿大学新宮高校で、きのう(11日)、授業で養殖していた鯛とアマゴの販売会が行われ、にぎわいました。これは、高校の水産ゼミという授業の一環で、選択した20人ほどの生徒が、去年(2024年)の後期から養殖してきた魚を販売したものです。

水産ゼミの生徒は、毎月、近大の水産試験場で、魚のエサやりや体長・体重の測定などを行い、養殖に携わってきました。
販売は保護者を対象とした事前予約制で、生徒たちは前日(10日)、那智勝浦町浦神(うらがみ)と新宮市高田(たかた)にある水産試験場で、予約分の魚を捕獲し、販売に向けた準備をしました。
販売に携わった生徒は「普段できない体験ができてうれしい」、「養殖から販売まで関わることができる、とても貴重な経験だと思う」などと話しました。
鯛とアマゴを買い求めた保護者の女性は「アルバイトができない学校なので、
生徒には良い経験だと思います。お魚は大きいし、味も良いです」と話していました。
指導教諭の吉川真平(よしかわ・しんぺい)さんは「毎月の試験場通いは、大変なところもあるが、生徒たちが頑張っている姿が見られて、うれしいです」と話しました。
販売の収益は、次の養殖実習の魚の購入などに充てられるということです。