台風23号、紀伊半島の南を北東進
2025年10月12日 18時50分
災害・防災

台風23号は串本町潮岬(しおのみさき)の南の海上を東北東に進んでいて、あす(13日)には強い勢力となって、伊豆諸島にかなり接近する見込みです。

気象庁によりますと、台風23号は、きょう(12日)午後6時には、潮岬の南およそ250キロの海上を、1時間におよそ30キロの速さで、東北東へ進んでいるとみられます。

中心の気圧は980ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートルで、中心から半径75キロ以内では、風速25メートル以上の暴風になっていると推定されます。

また、中心の東側330キロ以内と西側220キロ以内では、風速15メートル以上の強い風が吹いているとみられ、強風域が紀伊半島の南端地域をかすめて通過していく見込みです。

和歌山県には大きな影響はないとみられていますが、和歌山地方気象台では、南部では、あす明け方まで強い風に、昼前まで高波に注意が必要として、強風注意報と波浪注意報を発表しています。

台風23号は、暴風域を伴い発達しながら日本の南を東北東へ進み、あす明け方から昼前にかけて、強い勢力で、台風22号と同じように、伊豆諸島にかなり接近する見込みです。