万博最終日の和歌山ゾーン 高野山真言宗総本山金剛峯寺の僧侶らによる声明披露
2025年10月13日 13時32分
イベント

大阪・夢洲で184日間にわたって開催されてきた大阪・関西万博、閉幕日のきょう(13日)、関西パビリオン内にある和歌山ゾーンでは、高野山真言宗総本山金剛峯寺の僧侶らによる声明(しょうみょう)が披露されました。

和歌山ゾーンでは、平安衣装に身を包んだスタッフが訪れた人を出迎え、午前11時から3回にわたって行われた声明のパフォーマンスでは、空間全体が厳かな雰囲気に包まれていました。

金剛峯寺の僧侶らによる声明

さらに、きょうは、和歌山ゾーン構築総合ディレクターの吉本英樹(よしもと・ひでき)さんも和歌山ゾーンを訪れ、紀州漆器の技術を使って作られた映像タワー「トーテム」の説明をはじめ、空間内の随所に配置された和歌山の伝統技術を紹介するギャラリートークも行われました。

吉本ディレクターのギャラリートーク

万博最終日を迎えたことについて、吉本さんは、「和歌山ゾーンは毎週展示を変えてきたので、チームの皆さんは、大変だったと思いますが、無事に最終日を迎えられたことに感謝しています。和歌山が持っている精神性の高さはこれからの時代注目されるものだと思います。そういったことを文化的・芸術的な視点から伝えていけば和歌山の魅力はさらに開花すると思うので、これからも続けていきたいと思います」と話していました。