和歌山南RCがツキノワグマ・ベニーの立体像を和歌山市に寄贈
2025年10月14日 17時48分
政治
社会
和歌山市内の会社経営者や支店長らによる社会奉仕団体「和歌山南ロータリークラブ」が、設立65周年を記念して、和歌山城動物園の人気者で去年(2024年)7月に死んだツキノワグマのベニーの立体像を作成し、きょう(10月14日)和歌山市に寄贈しました。
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和歌山南ロータリークラブでは、設立65周年となったことし(2025年)記念事業の一環として、和歌山城動物園の園舎の塗装作業と、初めて動物の園長に就任するなど長年親しまれてきたシンボル的な存在で、去年7月に惜しまれて死んだ、メスのツキノワグマ・ベニーの立体像の寄贈を和歌山市に提案したものです。

ベニーの立体像は強化プラスチック製で、海南市の県立自然博物館が保有する高さおよそ95センチのはく製をもとに、3Dプリンターで造形されたもので、座って顔を上げたベニーの姿が忠実に再現されています。
きょう午後、和歌山市役所の市長室を訪れた和歌山南ロータリークラブの前嶋(まえしま)ヒロム会長は、尾花正啓(おばな・まさひろ)市長に目録を贈呈し、尾花市長からは前嶋会長に感謝状が贈られました。
から感謝状を受けとる和歌山南RCの前嶋会長(右).jpg)
前嶋会長は「ベニーがいなくなって寂しがっている子どものために、会員が力を合わせたので、どうか役立てて欲しい」とあいさつしました。尾花市長は「立派な像を作ってもらい感謝している。子どもたちも喜ぶと思う」とお礼を述べました。
和歌山市では、ベニーの立体像を、早速、和歌山城公園にある展示施設「わかやま歴史館」の1階に設置して、市民に公開するということです。