万博閉幕、宮﨑知事「経験を今後の和歌山県の発展に」
2025年10月14日 17時50分
政治 経済 社会 イベント

大阪・関西万博の閉幕から一夜明けたきょう(10月14日)和歌山県の宮﨑泉()知事は「目標の30万人を上回る47万人の来場者が訪れた。万博を通じて出来た繋がりや経験を、今後の和歌山県の発展につなげたい」と総括しました。

万博最終日に来場者へあいさつする宮﨑知事(10月13日・大阪市・夢洲)

県では、関西パビリオン内に「和歌山ゾーン」を設けて、万博期間中、世界遺産の高野・熊野()を核とする「聖地リゾート和歌山」をコンセプトに、豊かな食と自然景観、ものづくり産業のほか、県民や市町村、大学などによるパフォーマンスやシンポジウムなどを展開しました。

「和歌山DAY」のスペシャルライブのもよう

終盤の今月(10月)3日には「和歌山DAY」と銘打ち、EXPOホール「シャインハット」でのミュージカルや、EXPOアリーナ「Matsuri()(マツリ)」での、和歌山市出身のHYDE())(ハイド)さんや玉置成実(たまき・なみ)さんらを迎えてのスペシャルライブなども繰り広げました。

イタリアパビリオンでの高野山の僧侶による声明披露(2025年7月)

また県では、紀北と中紀を中心に県内およそ200校の小・中学生およそ3万人を無料で招待したほか、和歌山ゾーンでの高級スイーツの販売も行いました。

大阪・関西万博を総括する宮﨑知事(10月14日・和歌山県庁)

けさの定例記者会見で万博を総括した宮﨑知事は「およそ10数カ国との海外パビリオンとの積極的な交流も行い、とくにポルトガルが梅酒に高い関心を寄せたので、今後、交流を始めようと考えているほか、新たな企業との交流も得られたので、今後に活かせられたら」と語りました。

そして跡地利用に関して、宮﨑知事は「IR転用を見越して撤収が早く行われそうな印象だ。万博の決算なども含めて、大阪府や大阪市の 対応に注目したい」と話しています。