有田市・2025年度の第1回認定みかんきまる
2025年10月15日 17時24分
政治
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独自の厳しい品質基準をクリアしたみかんを「認定みかん」としてブランド発信している有田市(ありだし)は、今年度(2025年度)1回目の官能審査委員会を開き、市内8つの農家が生産した極早生(ごくわせ)の温州(うんしゅう)みかんが、認定みかんに選ばれました。
有田市では、特産の有田みかんのなかでも、とくに高品質で安全なものを市が認定することでブランド力を高める「原産地呼称制度」を導入していて、2010年度から果実、2011年度からはみかんジュースを対象に、審査員による厳しい官能審査を経て、クリアしたものだけを「認定みかん」として出荷を許可しています。
今年度1回目の果実の官能審査は、ソムリエやパティシエなど8人の審査員が市内8つの農家が出品した極早生温州みかんを、味わいや食感などの項目に沿って審査した結果、すべてのみかんが「認定みかん」に選ばれました。

これらの認定みかんには、認定みかんを示すオリジナルの「有田クオリティ」マークを付けて出荷することが認められます。
有田市では、ふるさと納税の返礼品に認定みかんを贈っていて、全国的な人気を誇っているほか、有田みかんの新規就農を促進するため、就農者の2年間にわたる研修を行ったり、農地・住宅・出荷先の確保を支援したりしています。