和歌山市の60代女性、特殊詐欺で3千万円被害に
2025年10月16日 18時16分
事件・事故
和歌山市の60代の女性が、警察官などを名乗る電話を信じ、3千万円あまりを指定の口座に振り込み、騙し取られました。和歌山東警察署が、特殊詐欺事件として捜査しています。
調べによりますと、今月(10月)7日、午後1時頃、和歌山市内に住む60代の女性の自宅に、警察官や郵便局員を名乗る人物から電話があり、「事件捜査の中で、あなたの預金通帳が見つかった」と言われ、身の潔白を証明するために、指定の口座に現金を振り込むよう求められました。女性は、やり取りの中で、警察手帳のような画像が送られたことで、相手を警察官と信じ込み、今月10日までの3日間に、4回にわたり、あわせて3005万円を指定の口座に振り込んでしまいました。
多額の振込があったことで、金融機関から、「詐欺被害の可能性がある」という案内があり、これを受けて、女性が警察に届けました。
和歌山県警では、警察官がお金を振り込ませたり、お金を回収したりすることは絶対にないとして、警察官を騙る詐欺に気を付けるとともに、そのような電話などを受けた場合は、信じることなく、また、相手の指示に従う前に、特殊詐欺被害防止専用フリーダイヤルなどで確認をするよう呼びかけています。確認電話の番号は、0120・508・878です。「これは、わなや」と覚えて、活用してください。