由良町70代男性、息子名乗る電話で500万円被害/和歌山
2025年10月21日 17時45分
事件・事故
由良町内の80代の男性が、息子を名乗る電話を信じ、トラブルの示談金として500万円を騙し取られました。御坊警察署が、特殊詐欺事件として調べています。
由良町に住む70代の男性の自宅に、今月(10月)16日、息子を名乗る男から「携帯電話が壊れ、番号が変わったので、こちらを登録して」と電話がありました。翌日、再び男から電話があり、「職場の女性を妊娠させてしまった。女性は世帯持ちだったので、旦那と弁護士を交えて話し合い、示談金500万円を請求された。お金がないので立て替えてほしい」と言われました。男性はこの話を信じ、大阪府内の指定の場所に向かい、現れた弁護士の助手を名乗る男に現金500万円が入った封筒を手渡しました。しかし、その後も、息子を名乗る男から、追加の示談金を求められたことから、不審に思った男性が警察に届けました。
和歌山県警では、警察官や弁護士を騙る詐欺が多発しているとして、注意を呼びかけています。親族が起こした事件や事故、トラブルに対する示談金名目として、電話やメール、SNSなどで、金銭を要求された場合は、詐欺を疑い、相手の指示に従う前に、確認電話に相談するようすすめています。特殊詐欺被害防止専用フリーダイヤルは、0120・508・878(これは・わなや)です。