和歌山市で11月、ドローンを使った配送の実証実験、レベル3・5は国内初
2025年10月23日 18時58分
政治 福祉・医療

和歌山市で、来月(11月)、人口密集地域を含む場所で、無人飛行のドローンを使った配送の実証実験が行われることになりました。レベル3・5と呼ばれる飛行レベルで、人口密集地域を含んだ地域での飛行実験は、国内で初めてということです。

これは、和歌山市が、スマートシティの補助金を活用して実施するもので、山梨県の民間事業者が、来月(11月)4日に行います。

実験は、和歌山市鳴神(なるかみ)地区にある医療機関から、住宅街を通り、和歌山市郊外にある道の駅「四季の郷公園」までのおよそ4キロの区間で行われます。ドローンには、弁当を積み、配送して戻るまでの行程を遠隔操作で実験します。

市では、今回の実証実験で、高額な費用がかかるハイレベルのレベル4に代わる運行が可能かどうかを検証したり、宅配や災害時などの用途に活用できるかを模索する材料にしたい考えです。

和歌山市の尾花正啓(おばな・まさひろ)市長は、防災や地域医療など、社会や行政の課題解決のため、いろいろなところで活用できるよう検証して、確立していきたいと実験の成果に期待を寄せています。