ライフセーバー技能競う、白浜町白良浜で/和歌山
2025年10月26日 17時31分
スポーツ 社会 イベント

白浜町の白良浜(しららはま)海水浴場できょう(26日)、ライフセーバーの競技会「オーシャンサーフチャレンジ」が開かれ、全国から集まった男女およそ100人が、練習の成果を披露しました。体力や技能の向上が目的の大会で、25回目となりました。

救助用の浮具を使った団体種目では、沖合で溺れた人役の元に選手が泳いで向かい、引っ張ったり、仲間に引き継いだりし、「もっと右」「そのまま進め」などと声をかけ合い、岸に戻るまでのスピードを競いました。うつぶせの状態からダッシュし、砂浜に立てた旗を奪い合う個人種目「ビーチフラッグス」では、戦いが白熱し、観客から歓声が上がっていました。

日本ライフセービング協会の上野凌(うえの・りょう)さん29歳は「地域のにぎわいと水辺の安全に貢献したい」と意義を強調しました。また、競技に参加した宮城県石巻市(いしのまきし)出身で、東日本大震災の津波を経験したという大阪体育大学2年の加来礼佳(かく・あやか)さん19歳は、「水辺の知識を身に付けることが大切だと思い、ライフセーバーの資格を取った」と話していました。