【選挙】新宮市長に新人・上田勝之氏初当選/和歌山
2025年10月26日 22時45分
政治

新人同士の一騎打ちとなった任期満了に伴う新宮市長選挙は、きょう(26日)投票が行われ、即日開票の結果、新人で、元市議会議長の上田勝之(うえだ・かつゆき)氏60歳が、同じく新人の候補を僅差でやぶり、初当選しました。

支持者らとバンザイをして当選を喜ぶ上田氏(中央/10月26日・選挙事務所で)

新宮市選挙管理委員会が、午後9時33分に発表した開票結果は次の通りです。敬称は省略します。

当選 上田 勝之(うえだ・かつゆき) 無所属・新 6906票
  野中 亮伸(のなか・あきのぶ) 無所属・新 6698票

以上が、この日投票が行われた新宮市長選挙の開票結果でした。

投票率は63・13%で、4年前の前回選挙に比べ、8・06ポイント低く、過去最低となりました。当日有権者数は、2万1832人でした。

今回の選挙では、現在4期目の現職が、今期限りでの引退を表明したことから、新人同士の一騎打ちの選挙戦となり、政治経験の実績を訴えて戦ってきた上田氏が208票差で初当選を果たしました。

上田氏は、選挙事務所で、支持者らとバンザイをして、当選を喜んだあと、マイクを握り、「今回、初めて市長という立場に就かせてもらうことになり、責任の重さを痛感している。皆さんの支援と期待に背かないよう、働いて働いて働きぬいて頑張ろうと思う」と述べ、何度も感謝の言葉を口にし、頭を下げました。

当選した上田氏は、1965年、新宮市生まれの60歳で、県立陵雲(りょううん)高校(現・県立きのくに青雲(せいうん)高校)を卒業後、生命保険会社勤務を経て、保険代理店を開業、1999年に、旧新宮市議会議員に初当選し、旧熊野川町との合併後の新市も合わせ、2021年10月まで、通算およそ21年間、市議会議員を務め、その間、議長もつとめました。そして、2013年、2021年に続く、3度目の挑戦で、市長の座を射止めました。

2005年10月1日に、旧新宮市と旧熊野川町が合併し、現在の新宮市になって20年、上田氏は、3代目の市長となります。