紀の川市の50代男性、特殊詐欺で約200万円被害に/和歌山
2025年10月30日 17時30分
事件・事故

紀の川市内に住む50代の男性が、電話でATMの操作を指示され、従ったところ、およそ200万円を騙し取られました。岩出警察署が、特殊詐欺事件として捜査しています。

調べによりますと、紀の川市内の50代の男性が、今月(10月)22日、ネットショップで、楽譜を購入しようと申し込んだところ、電子マネーで送金するよう案内され、代金の6千円を送金しました。しかし、商品が届かないため、連絡すると、「欠品したため返金する」と言われます。その際、「電子マネーでは返金できないので、ネットバンクに振り込む」と言われましたが、ネットバンク口座を持っていなかった男性が、その旨を伝えると、「ATMの操作で手続きできる」と言われます。このため、男性は、銀行のATMに向かい、電話で指示を受けながら、その通り操作しました。そして、利用明細を確認すると、知らない口座に、およそ200万円を振り込まされていたことがわかり、警察に届けました。

和歌山県警では、「通常、ATMを使った返金手続きはない」として、電話やメール、SNSなどで、そのような指示を受けた時は、安易に信用せず、県警が開設している特殊詐欺被害防止専用フリーダイヤル、0120・508・878(これは・わなや)で確認するよう呼びかけています。